About Bocca 牧家について
牧家の魅力
西には有珠山や昭和新山、南は噴火湾(内浦湾)に面したまちです。北海道内でも雪が少なく、四季を通じて気候が温暖なので、牛たちに長い期間青草を与えることが可能。放牧、酪農にうってつけの土地なのです。
牧家ミルキングパーラーについて
健康な牧草づくり
わたしたちは牛がよい牧草を食べる事で健康になり、健康な牛の生乳から美味しい乳製品ができ、その結果、人の健康や幸せにつながると考えています。
土壌によって生育に適する牧草も変わってくるため、スタッフはこまめに土壌や草の状態を確認しながら放牧する区域を変え、牛たちが一番良い健康状態になるよう気を配っているのです。
放牧地の草種は多種多様で、イネ科のオーチャードやチモシー、ペレニアルライグラス、マメ科の白クローバーや赤クローバーなどが代表的。
除草剤を使用していないため雑草も生えますが、牛たちは自分で好きな草を選んで食べています。
牛たちが健康でいることが、わたしたちの幸せです。
健康な土づくり
良い牧草を育てるためには、健康な土づくりが重要です。
地質学者の指導のもと、牧場の土壌を分析し、地形や水流の違いによる特性を調査。
それぞれの場所に最適な改善策を施しています。
土壌改良の方法:
1.科学的改良:肥料や天然岩由来の石灰の散布など。
2.物理的改良:温度、光、水をバランスよく供給するために、土中のマット層の改善工事。
3.生物的改良:除草剤を使わず、土壌微生物が活発に働ける環境を、堆肥などにより整備。
良質なチーズを作るには、生乳中のアミノ酸とカルシウムが大切です。その「カルシウム」はもちろん牧草由来。
そのため、土壌から牧草にしっかり吸収されるよう、「土」の状態はとても大切にしています。
健康な牛づくり
牧家の牛はとっても「健康」。
牧草を好きなだけ食べ、放牧地と搾乳施設までの往復だけで、1日に数万歩も歩きます。
そのためか、平均的な乳牛に比べ、生産寿命も長めです。
一般的な生産寿命は5〜6年に対し、牧家では7〜8年。
毎日歩いて蹄が自然と削られるほか、雨による天然のシャワーで、きれいな体と脚の状態を自然にキープします。
良い牧草をしっかり食べ、しっかり歩く。健康な牛たちが無理なくミルクを出してくれる。
これが牛乳の「おいしさ」の秘密です。
牛たちの1日
弊社の牛乳・乳製品の安全性について
そこで2004年8月に、JA伊達市を中心とした「良質乳生産振興事業」を立ち上げ、地域の酪農家と連携してより良い生乳を生産するための取り組みを始めています。まずは、衛生的な乳質を高めること。そのためには、それぞれの酪農家が牛の健康管理や搾乳作業などを厳しく管理し、守っていかなければなりません。一軒でもそれを怠れば、タンクの中に集められた時に、他の良質な生乳の評価も下げてしまいます。立ち上げ当初から様々な課題に取り組み、検討を重ねてきました。今後も更なる品質向上のために、地域ぐるみで日々努力して参ります。
地域と共に牧家の良質乳生産振興事業活動トレース管理基準
- 01導入牛の受け入れ:個体識別番号、移動記録の確認
- 02肥料と飼料添加物:購入飼料の伝票などの保管
- 03肥料、農薬:肥料、農薬の使用量を記録、保管
- 04牛舎環境設備及び衛生管理:堆肥場、尿だめを完備
- 05乳牛の健康管理:抗菌性物質の投与牛の識別
- 06搾乳:搾乳機の洗浄・消毒
- 07生乳管理・出荷:バルククーラーの乳温の記録・保管
記録簿の制作と検証
①自社牧場では、通年の放牧酪農を行っています。
②安全なエサを与えています。
③衛生的に搾乳しています。
④自ら厳しい安心安全基準を課しています。
⑤必要に応じ公共機関に検査を依頼:放射性物質等 ※注1
※注1 公的検査機関への検査を依頼し、実施。